スモール・ユニット・メディア再考 – 思索の振り返りとその伸長2013/11/22

最近、うちの関連サイトに、共通のヘッダとフッタがついたこと、お気づきでしょうか。ET、ET Luv.Lab.、kosukekato.com、wakka、ユレッジと、5つのサイトを並べました(性格上、ユレッジには表示していませんが)。最近もwakkaの話ユレッジの話を書きましたが、そういうわけで、ETは割と多くのサイトを回していかなければいけないことになりました。まあ楽しいから回るんですけど、多分。

さて、今年の春、東北に行った折に、出て来た言葉が「スモール・ユニット・メディア」という言葉でした。

ビデオ・ブロガーとは何か : スモール・ユニット・メディアの可能性 : kosukekato.com

この記事でこんなことを書きました。

例えばジャーナリストが社会問題の是非を世に問う。という時に、映画として撮りためたものをまとめて世に出す、という方法論も勿論ある。なんだけれども、配信までを、最短スピード、最小コストでやれるってことに、小さなメディアが持続的に機能し得る素地になると思うんですよね。パッケージにして出すと、賞味期限がつくから、むしろ細かく細かく、だけどTwitterなんかに投稿するよりコンテンツとしての品質の高いものを継続的に出し続ける態勢が必要だと思うし、アメリカってはっきり言って圧倒的に進んでるんだなって見て思いました。

このツアーから帰って来て、すぐ立ち上がったのが、ご存知、ユレッジでした。

ユレッジ – スモール・ユニット・メディアへの挑戦 : kosukekato.com

メディアって情報のメディアって言うより、防災というMediumがあって、そこに色々なものをアジャストしていけるんじゃないかと思うんです。僕が今、色々な方に寄稿をお願いしている、「Think Like A Bird – プロフェッショナルと描く防災の鳥瞰図」というコーナーがまさしくそうで、ただ、ユレッジが防災においてMediumのポジションを取れるって言うのは、J-SHISの科学的学術的な見識がサポートしてくれてるから、という構造です。J-SHISなくして、何もできないですからね、今回。あと、勿論、東日本大震災があったから、防災が色々な分野のMediumに成り得るというウエイトを持っている、という部分もあると思います。

おそらくこの構造は今も機能しているというか、実践できていると思います。特にユレッジの下半期、実際のアクティビティの話が大きくなって、その色は一層濃くなって来ていると思います。おそらく次の原稿もそういったものになると思います。

マスメディアでは当然ないし、ニッチメディアという風にしたくないし、かと言って、サブカル的な位置付けを目指しているわけでもない。本来、メインストリームにあるべき、と考えてることを小さくエッセンシャルにやる。そんなイメージです。これはこの図が一番わかり易い。

アウトリーチ – 欠如モデルからプロジェクトモデルへ : kosukekato.com

論理的には成立してると思うんですよ。だから、後は「実際」が伴うかで。ただ、これも下半期からは少しずつ形が見えて来て、児玉龍彦さんへのインタビューが、象徴的でした。

「インタビュー:放射能は取り除ける」 – 児玉 龍彦 / 東京大学アイソトープ総合センターセンター長 / 東京大学先端科学技術研究センター教授 – ユレッジ : 日本の「揺れやすさ」と地震防災を考えるサイト

ユレッジはまだ普段は相当PV少ないです。人通りはほぼない。ですから、コンテンツ投下のタイミングで、どれだけ様々な経路を通じて、コンテンツが流通するかがキーになる。特に今回はテーマが「除染」だったから、ということが何より大きいけど、半年前、姿形すら朧気だったものが、色々な人の助力でコンテンツを積み上げていって、リーチとレスポンスが増えていく、その上で、今は読んでくれた人に「影響を与えること」しかできないけど、多分、読んだ人のうちの幾許かは、色々考えていただけたと思います。こないだもFacebookに書いたけど、メディアは「影響はできる」けど「影響しかできない」ことに自覚的であるべきで。

近日、また違う試みをしてみます。こちらはどちらかというと、今までの購読者層と違う年齢層や興味分野の人にアプローチできないか、という試み。多分、防災という基点にずっと居座っていたら、起こり得なかったことだと思ってます。前に書きましたけど。

じゃあすごく中立なことをやろうかと思っているかというと、全然そうではなくて、それはせっかくのスモール・ユニット・メディアなんだから四方八方動かしまくろうと思ってます。ただ、どこに動いても対応できる、という意味でのバランス感覚は持っておきたい。

まだまだ色々できる気がしています。

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