ボランティアとプログラム2017/3/10

最初に一番大事なことを書いておくと、ボランティア活動がプログラム化されているのは価値がある、というのが今回の話の骨子です。

僕がボランティアっぽいことやるようになったのって、10年くらい前でしょうか。僕のボランティア経験っていうのは基本的にラグビー・コミュニティに支えられており、クラブ・ラグビーを持続的に運営するためのコミュニティというのに長らく関わって来ました。最初はクラブチームの運営、そこからチームの幹事としてクラブラグビーリーグの運営、今はニュージーランド大使杯という2つの東京のクラブラグビーリーグの対抗戦の実行委員です。チームからの幹事になったのが今から10年くらい前で、リーグではITとか広報とかデザインとかちょっとテクニカルなことをやり(リーグの運営には、イベント実施や、対抗戦のスケジューリングや、グラウンド確保や、ルールの見直しなど、山ほど仕事あります、僕のチームが所属していたリーグは20チームほどあって、ラグビーは15人でやるスポーツなので、なかなか大変)、プレイヤーと幹事は5年ほど前に引退して、最近はたまの週末、シニアのラグビーリーグにお世話になったりしています。事務方の仕事、とは言え、酒飲みながら、遊びながら、やってたけれども。で、勿論、自分もプレイヤーとして、毎年たくさん試合を楽しませてもらいました。

元々、社会貢献に対する意識とか、ボランティア・スピリッツとかなくてですね。どちらかというと、自分がやりたいことのために、誰かがやらなきゃいけないことをやる、みたいなことで少しずつ、馴染むようになったのかなあ、という気がします。端的に言うと、ラグビーやりたいから、ラグビーの仕事やる、みたいな感じですね。これ割とシンプルで良くて、長くそういうことを続けるには、そういうシンプルなモチベーションが大事なのではないかなあと思います。毎年のニュージーランド大使杯では、各チームの幹事がスタッフとして1日のイベントが運営されるのですが、なんつうか仕事としては気持ち良いですよ、やっぱり。そういう人たちと酒飲むとやっぱり美味しいし。

もひとつ、あれボランティアでやってるの?みたいに聞かれることって、東北に行ったりすることなんですけど、お金もらってないって意味ではボランティアですけどね、ボランティア活動では全然ない。いわゆるボランティア活動として用意されてる何かに参加したことなくて、遊びに行ってるだけなんですよね。なんか自分が面白いと思うことをやったり、取材をしたり、イベント参加したり、人と話したり、みたいなことは自発的にやってるけど、自発的にやってるというよりは、勝手にやってるというニュアンスの方が強い気がします。たまに「社会的有用性の高いお節介」という言い方をするのですが、そんな感じじゃないかなあと思います。何かが用意されているわけではないけれど、人のツテがあったりするので、何となく関わり続けてる、そんな感じ。その代わり、何かやる時には、楽しみで行ってるとは言え、きちんとやり切らないといけないと思うけれど。

そう言えば話逸れるけど、僕の東北との関わりの1つ、イトナブの成果発表会が3/16に東京であるそうです。僕も顔出す予定ですが、興味ある人は是非。

イトナブGroove Day in TOKYO

イトナブのことは、最近良い記事になっていました。

「石巻の未来を、僕らの輝きで照らしたい」子どもの好奇心を育む、イトナブという秘密基地 | CAREER HACK

古山:「石巻で活動をしている人たちの輪の中にいると、新しい取り組みが生まれて、盛り上がっているように思ってしまいがちです。でも、じつは広く全体を見るとそうではなくて…震災から4年、5年と月日が経っていくにつれて、暮らしを取り戻していくなか、まちは殻に閉じこもり始めているのかもしれません。地元の人たちが一歩踏み出していくことができれば、もっと面白いことに挑戦できると思うんです。」

というわけで、僕がきちんとボランティア・プログラムというものを理解したのは、カナエールに関わってからでした。運営元のブリッジフォースマイルではカナエールの他にもいくつかプログラムが走っていて、僕は5年ほどカナエールの実行委員会にいます。プログラムはとてもしっかりしていて、それはただ設計が、って話だけではなくて、関わっている人とそれを支える人が熱意を持って取り組んでるからだけど、社会問題への直接支援というのは、きちんとプログラム化されていることが大事だよなあと思います。色々な境遇に置かれた子どもとか、様々なバックグラウンドを抱えた子どもへ、めいめいが勝手に、っていうボランティアってやっぱり成立しづらくて、関わりやすくなるのも勿論だけど、プログラム化されて、そこに対して色々準備が為されていることが、様々なことへの担保になるのだろうと思います。そういうのがNPOを核としたボランティア・コミュニティで運営されているのは素晴らしいと思う。

僕はETとしてNPOを支援する立場というのと、実行委員としてプロジェクトの設計や運営に関わる立場と、カメラマンとして現場のプログラムに関わるくらいの立場を持っていて、この3つの立場に割とやることはたくさんあって、それはそれで充実しているなと思います。結構、面白い関わり方じゃないかなと思ってて、色々話し合いながらバランス取りながら進めていかなければいけないんだけど、最近はうまいことやれてる気がする。

ボランティア・プログラムの設計、みたいなことも面白そうですけどね。以前、仕事仲間と「ボランティア・マネージメントって僕ら到底専門に出来ないよね、大変そう」と話していたけど(彼はフェスの運営を仕事の1つにしていて、そういうものもボランティア・コミュニティに支えられている)、どうやったら人が気持ちよく関われて、社会的に有用な活動にできるか、みたいなことを考えるのは楽しそうではある。まあ餅は餅屋とも思うけれども。

昨日、昼休みにFacebookの経歴に、ボランティアっぽいことも入れとこうかなあ、と思って書き足していたら、そんなこと考えました、という話。

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