『「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること』 中西 祐介2017/8/13

最近、写真の本を色々読んでいて、写真うまくなりたいとか、新しい知識を取りれたいではなくて、むしろ、これまで写真始めてから撮って来た、特にカナエールで5年間撮って来たことを振り返って整理する意味で読んでいます。なんか色々な経験がそれで整理されてる気もしていて、昨日も終わってのジャーナル作成が始まって自分の2017年に一通り撮った10,000枚ほどの写真一通り見返していたのですが(目が回る、ただ、僕以外のカメラマンもおられて、今年は他の方の撮影分は最初のピックアップをそれぞれの人にお願いしました、まあ、撮った人が一番どういう写真撮ったか頭にあるので)、やっぱり色々思うことはあり。僕の現場でのプレイヤーとしての役割カメラマンなので、やっぱりカメラマンとしての自分を整理するの大事だと思うんですよね(もうあと半分は主にインターネットでの仕事なので)。

さて、良い本でした。まえがきが良かった。

39115408_Unknown

これ本当そうだよな、と思っていて、僕が旅先で撮った写真と、友人の結婚式で撮った写真と、カナエールで撮った写真と、比べても、意味ないという。それぞれで目的が違って、その目的にどれだけ近づいたかということだとすると、どちらが良い写真みたいな話、そもそも機能しないんだろうなと思えて、こういう解釈って納得だなと思ったんですよね。

ただ、僕、ある時、お世話になってるクライアントに「加藤君は足で撮ってるよね」って言われたことがあって、旅先の写真ばかりアップしてるからなのだけど、ただ、これその後結構僕のレゾンデートルというかスタンスというか、ああ、僕はそこで勝負していくと良いのではないか、ということになって、カナエールでも「足で撮る」原則になりました(なので現場でとても落ち着きがない)。特にコンテストは当日の進行プログラムに対して、どこにいると何が撮れるか、ということをイメージしながら臨むので、まあ足で撮ることになります。「写真撮らしてください」って言って撮る写真じゃないので、自分が動かないと思うように撮れない。この辺が僕の特徴だったんじゃないかなと振り返ります。

39115392_Unknown

これもすごい共感しました。僕、カメラで連射機能ってほとんど使わなくて、例えばスピーチしている子どもって動かないのだけど、瞬きするんですよね。だから油断してるとうまく撮れない。あと視線を伏せがちの子は、視線を上げて会場に目を向けてる時じゃないと、良い写真が撮れない。という時に、連射だと撮れるかも知れないけど、狙って撮れなくて、なので、今、ってタイミングを見つけてドンピシャでシャッター切りに行く、って方が良いなって思ってやってました。なんかそっちの方が良い写真撮れるんじゃないかなという。この判断は正解だったんじゃないかなあと思っています。スポーツに近いですよね、撮影。

まあなんか5年間、人は変われど同じもの撮り続けていたとも言えて、経験したことが割と深掘りできていた気がしていて、カナエールの撮影に関われたのは本当に良かったと思っています。

まとめ

本自体は、「きれい」「かっこいい」「おいしそう」形容詞でそれぞれ写真をどういう風に扱うか平易にわかりやすく書いてあって、良い本でした。写真始める人にも、僕みたいに職業写真家じゃないけどそれなりに撮って自分の撮影をもう一回整理したい、みたいな人にも良いのではないでしょうか。ちなみにカナエールでは先述の「目的」どこにあったかというと、「笑顔」だったんだけれども、昨日10,000枚見て、ピックアップしたの100枚くらいだったので、やっぱり量は大事だよなと。

後はやはり被写体との距離感とか立ち位置とか関わり方大事で、子どもが泣いてるところも臆せずシャッター切ってくださいと言われていたし、集中してるところにレンズ向けるのもなかなか匙加減が難しかったりするのだけど、まあ大体120日間終わると、そこそこ良い関係になる、そんな感じだったんじゃないかなと思っています。

カメラは道具なので、一眼でレンズ決めて撮る時もそうだけど、コンデジでも、iPhoneでも、あと最近気になっている写ルンですでも、きちんと「目的に近づける」ようになりたいなと。そんなこと思えて、良い本でした。

ひとり仕事: フリーランスという働き方
(2012-10-5)
売り上げランキング: 14,705
100円